国際シンポジウム「子どもの権利条約と子どもを保護する法―チュニジアと日本」
本シンポジウムでは、北アフリカのチュニジアよりハーテム・コトラーン氏(チュニジア・カルタゴ大学名誉教授、弁護士、元国連子どもの権利委員会副委員長)をお迎えし、「子どもの権利条約」とチュニジア「子ども保護法」についてご講演をいただきます。チュニジアでは、1992年に「子どもの権利条約」を批准後、1995年に同法が施行され、子どもをめぐる諸問題に取り組んでいます。一方、我が国では、国連「子どもの権利条約」を批准(1994年)して30年近くが経過した今年4月に、ようやく「こども基本」が施行され、「こども家庭庁」が創設されました。弁護士の丹羽聡子先生より、日本における子どもの法的地位について、子どもの権利の視点からお話をうかがい、チュニジアの状況とも比較しながら、子どもをめぐる諸問題とその解決法について考えてみたいと思います。
日時: 2023年9月5日(火)14:00-17:20
場所:大阪大学(豊中キャンパス、法学研究科大会議室)
言語:アラビア語(逐次通訳)、日本語
お申込みはこちらから: https://forms.gle/tVM2zmpV9kLHcF3W7
*参加をご希望の方は9月1日(金)までにお申し込みください。
【プログラム】
司会:ベリーグ・エルバルティ(大阪大学)
趣旨説明:小野 仁美(東京大学)
講演1:ハーテム・コトラーン(チュニジア・カルタゴ大学名誉教授、弁護士、元国連子どもの権利委員会副委員長)
Hatem KOTRANE (Professeur émérite à la Faculté des Sciences Juridiques, Politiques et Sociales de Tunis- Université de Carthage- Tunisie. Ancien membre et Vice- Président du Comité des Nations Unies des droits de l’enfant)
「子どもの権利条約とチュニジア『子ども保護法』」
質疑応答
休憩
講演2:丹羽 聡子(弁護士、丹羽綜合法律事務所)「日本における子どもの権利・法的地位」
総合討論
質疑応答
総合討論
閉会のことば:長沢 栄治(東京外国語大学AA研)
【共催】
・科研費基盤研究(A)イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(研究代表者:長沢 栄治(東京外国語大学))
・科研費基盤研究(B)ムスリム社会におけるマスラハ(福利)の実践―弱者の権利をめぐる比較研究(研究代表者:堀井 聡江(桜美林大学))
・科研費基盤研究(C)身体をめぐるイスラームの規範とジェンダー:前近代の思想と法の比較研究(研究代表者:小野 仁美(東京大学))
【後援】
公益財団法人 日本ユニセフ協会