科研費基盤研究(A):イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究

北海道におけるムスリム ムスリム観光客受入と定住者との共生に向けた課題

北海道におけるムスリム
ムスリム観光客受入と定住者との共生に向けた課題

 ポスト・コロナ時代の北海道経済活性化に向けた課題として観光業の再興と深刻な人手不足の解消とがあります。北海道はコロナ禍において観光業に大きな打撃を受けましたが、2022年末までにコロナ禍以前の9割まで来道観光客数は回復しました。円安を背景に外国人観光客数も増加していますが、北海道は自然や文化を体感するアドベンチャー・トラベルの目的地として世界的に注目されつつあります。今後は、従来の観光地訪問型以外にもレンタカーでの周遊型や定点的な滞在型等の様々なスタイルで、外国人観光客が北海道全土を訪問するであろうことが予想されます。しかしながら北海道の人材不足は観光業においても顕著で、外国人材の活用や異文化への対応は急務であり、特にインドネシアや中近東等から来訪するムスリム観光客が増加していることからもイスラームの正しい理解が必要と考えられます。
 このセミナーでは、ポスト・コロナ時代の北海道の活性化のために、北海道にやってくる外国人ムスリム観光客の受入や道内のムスリムとの共生上の課題について、皆さんと一緒に考えたいと思います。

【日時】2023年8月21日(月曜日)13:00-17:00(開場・受付開始12:30)
【場所】室蘭工業大学 教育・研究3号館(N棟)101教室 および オンライン(Zoom)
    *キャンパスマップ: https://muroran-it.ac.jp/guidance/about/facilities/

お申込みはこちらより:https://forms.gle/rbshGURYMsZaTKFQ8
*参加をご希望の方は8月18日(金)までにお申し込みください。

【プログラム】
司会:小野 仁美(東京大学)

開会挨拶
 木幡 行宏(室蘭工業大学 国際交流センター長)

企画趣旨説明
 清末 愛砂(室蘭工業大学)

1 コロナ禍前後の外国人出入国者および在留者数におけるムスリムの態様
 伊藤 弘子(室蘭工業大学)

2 北海道における観光振興と外国人ムスリム観光客受入への取組
 島崎 範子(北海道庁経済部観光振興課)

3 室蘭市における外国人との共生の取組
 斎藤 昌志(室蘭市総務課課長)

休憩(10分)

4 パネルディスカッション

コメンテーター:
 室蘭工業大学留学生
 服部 美奈(名古屋大学)
 根岸 忠(高知県立大学)
 森田 豊子(横浜市立大学)

閉会の挨拶
 長沢 栄治(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

【共催】
・科研費基盤研究(A)イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(研究代表者 長沢栄治)
・外国法制研究会