科研費基盤研究(A):イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究

Online Book Talk/巣ごもり読書会『THE LAST GIRL』

Online Book Talk/巣ごもり読書会『THE LAST GIRL』

 今回の読書会では、ナディア・ムラドの手記『THE LAST GIRL: イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』を取り上げます。ナディアが暮らしていたイラク北部の小村が、武装組織に襲撃されたのは2014年夏のこと。ヤズィディ教徒であるという理由で、村の男たちは虐殺され、女性と子供は連行されました。ナディアも母親や兄たちを失い、イスラム国戦闘員の捕虜として、奴隷となるという想像し難い経験をします。
 慎ましいながらも満ち足りたかつての暮らしぶりと、すべてを突然失い、残忍な暴行に耐えるしかなかった日々、そこからの脱出までを綴った『The Last Girl』を題材に、語り手たちが自由に話し合います。

日時:2021年2月9日(火)20:00~21:30
会場:Zoomを用いたオンライン開催

◆司会:岡真理(京都大学)
◆語り手:酒井啓子(千葉大学)、玉本英子(アジアプレス)、吉井智津(翻訳家)

【登壇者紹介】
◆酒井 啓子(さかい けいこ)
千葉大学法政経学部、大学院社会科学研究院教授。千葉大学グローバル関係融合研究センター長。専門はイラク政治、現代中東政治。著書に『イラクとアメリカ』(岩波新書)、『イラク・フセイン政権の支配構造』(岩波書店)、『〈中東〉の考え方』(講談社現代新書)、『9.11後の現代史』、『現代中東の宗派問題』(晃洋書房 )など。

◆玉本英子(たまもと えいこ)
元デザイン事務所勤務、94年からアジアプレス。アフガニスタンでタリバン政権下で公開銃殺刑を受けた女性を追い、映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガニスタン女性」監督。04年クルド取材の流れで、ヤズディ教徒取材開始。IS襲撃前からシンジャルなどのヤズディ居住地域に通い、テレビ報道番組やネット記事などで伝えてきた。

◆吉井智津(よしい ちづ)
ナディア・ムラド、ジェナ・クラジェスキ『THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』(東洋館出版社)日本語版翻訳者。英米小説、ノンフィクションを中心に出版翻訳に携わる。訳書はほかに、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(早川書房)など。

------

今回の課題図書
ナディア・ムラド著、吉井智津訳『THE LAST GIRL:イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語』(東洋館出版、2018年)(タイトルをクリックすると出版社のページに移動します)

参加方法
ご参加希望の方は登録フォーム( https://forms.gle/txxqeXNYuHRWNRNG8 )またはポスター内のQRコードより前日までにお申し込みください。
※ZoomのURLを当日正午までにe-mailアドレスにお送りします。

主催
・科研費基盤研究(A) イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究(代表:長沢 栄治)
・グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立 B01班規範とアイデンティティ(代表:酒井 啓子)

共催
東京大学 東洋文化研究所、日本・アジアに関する教育研究ネットワーク

問い合わせ先
イスラーム・ジェンダー学科研事務局 (office@islam-gender.jp)